日本国内で刺青を隠さずに働ける職場は、アパレル系や美容師系の他にほぼ無い。残念ながら。
刺青保持者は長袖を着用するなどして、職場では隠しながら日々働いているだろう。
では、海外では一体どうなんだろう?刺青は、隠さずに働けるのだろうか?
職場で隠さなければいけないのだろうか?
今日は、海外の職場に少し目を向けてみたいと思う。
刺青があっても働ける職場ってあるの?あるんです!海外調査編
日本では刺青を隠さずに働いている風景を見かける事は、ほぼ無い。
しかし、海外では普通に刺青を見かける。
もちろん海外にも否定的な人は存在する。しかし、根本的に外国人と日本人の抱く刺青(タトゥー)に対する概念や印象が、まったく違うものだ。
たとえば、次のような職場が海外にはある。
海外の職場1:ニュージーランド航空が従業員のタトゥー(刺青)を解禁
ニュージーランド航空では、スタッフに対して目に見える場所のタトゥーを禁止していたが、2019年9月1日からすべての従業員がタトゥーを隠さずに職場で働けるようになった。マオリ族の文化を持つニュージーランドでは、タトゥー文化が強く残り、成人のニュージーランド人の5人に1人はタトゥーをいれていると言われている。
マオリ族のタトゥーは、社会的地位や家族の血筋を表しており、とても意味や重要性があるタトゥーである。
そのようなタトゥー文化の背景からニュージラーンド航空は、職場でのタトゥー禁止を解除し、働く人の価値観を尊重し、文化の多様性を認めたのだろう。
海外の職場2:ロンドン市警察官はタトゥーOK!
タトゥーがあっても、ロンドン市警察官になる事ができる。
攻撃的ではなく、不適切ではないタトゥーであれば、勤務中であっても、視界
もちろん余りにも不適切なタトゥーだと許可は下りないだろう。から隠す必要がないというのだからとても理解がある。ただし、洋服に隠れる隠れないに関わらずタトゥーをすべて事前に申請して上級役員の許可を受ける必要がある。
他にも、国会議員や医師などタトゥーがあっても仕事の選択には困る事がないだろう。
海外の職場で問題になるのは、タトゥーそのモノがダメでじゃなく、タトゥーのデザインやメッセージ性が問題になる。差別的な表現や性的なデザインといったモノがアウトなのだ。
また、洋服で隠れるような場所であれば、雇用主側は全く興味がない。と言うより、そこはもう個人のプライベートの領域ということになる。
日本のように、たとえ洋服で隠れる場所であってもタトゥーの存在自体で良い悪いが評価されてしまうのとは、まった違った価値観である。
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