増え続ける外国人観光客!
日本におけるタトゥー(刺青)の認知度はどうなる!?
外国人観光客の増加で日本でのタトゥーは認知されるのか?どうなる日本!
2019年、日本の各温泉施設管理者に、ある問題が問われていると多数のメディアに取り上げられました。それは、タトゥー(刺青)をいれている外国人観光客を、温泉への入場を認めるかどうかである。なぜなら、今までほとんどの施設が「刺青禁止」の入場規制を設けていたからである。
なぜ、このような問題が起きたか
2019年ラグビーワールドカップの日本開催に端を発し、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催と、海外からタトゥーをしているたくさんの出場選手や外国人観光客が来日することが予想されたからです。
そう、日本人が抱いてる刺青と、外国人観光客の抱いてるタトゥーの概念が全く異なるのです。
日本における刺青というとアウトロー的なイメージがありますが、外国人でタトゥーを入れていてもアウトロー的な要素が全くない人も多いです。
なにせ、かのアメリカ合衆国大統領でさえもタトゥーをいれている人がいたくらいですから。
一般人でタトゥーを入れても、いわゆる威圧感は全くないのです。
海外旅行や外国人と接する機会の多い人は、この感覚の違いに気付く人も多いでしょう。
日本の刺青文化は古く、一説によると縄文時代からあったとも言われています。
また、江戸時代では罪人へ額や腕に入れ墨をいれたり、明治時代になってからは入れ墨自体が禁止されるなど、歴史背景はとても深いものがあります。
近年、通信網の発達により世界中の情報を瞬時にして手に入れる事が出来るようになり、また、様々な問題を携帯電話ひとつで世界中の人と共有できるようになったことで、各地域ごとに歴史や文化的な背景から育まれた価値観が変わろうとしています。
刺青に対して「怖い」「不快」といった嫌悪感を抱く人がいるのも事実であり、そのような人に無理やり「気にするな」とは言えませんし、言う権利もありません。
公共の場で刺青を出すことが適切でない状況なら隠す。
温泉など刺青を禁止しているのなら入らない。
とくに温泉などの民間施設の場合は、入場を制限する権利は施設の管理者側にあるからです。
公衆浴場法上は刺青が入っていても、入場を拒む条文はありませんが、かといってソレを反対解釈して自己を主張をしても問題は解決しないでしょう。
必要なのは、お互いが気持ち良く同じ空間を共有できることです。
タトゥーを入れている外国人観光客は年々増えています。
十人十色、三者三様、百人百様、各人各様、それぞれの価値観があるけど、
いつかこの「タトゥー(刺青)」につきまとう負のイメージが払しょくされ、
世間の声が『タトゥー?別にいいんじゃないの?』と衆口一致する日が来るとすれば、また、日本におけるタトゥ(刺青)に対する価値観が、新しいもへと変わるでしょう。
そして本当にそれを望むのであれば、タトゥーを入れている人が自発的に、行動に起こす必要があるのでしょう。
そう、全ては人々のイメージで変わり、価値観が生まれるのです。
温泉やお風呂は、日本が世界に誇る文化の一つです。
温泉を楽しみにくる外国人観光客も多いでしょう。タトゥーがあるから温泉に入浴できないでは、残念なので、タトゥーをシールで隠すなどの対応で、日本を肌で感じて楽しんでもらいたいものです。
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